事業計画 | 公益社団法人 姶良伊佐法人会

鹿児島県にある 公益社団法人 姶良伊佐法人会 はよき経営者をめざす団体として活動しています。

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公益社団法人 姶良伊佐法人会

  事業計画

tate-line.gif令和4年度事業報告

目指してきた活動

 令和4年度は公益法人に移行して10年目でした。新型コロナウイルス感染症の影響は収まりつつあるが、今年度においても、これまでと同様に度々訪れる感染の波の影響で、やむを得ず中止または縮小した事業等がありました。そのような状況にあって感染状況を見ながらの対応となったが、法人会の新たな理念の下、税に関する研修会等を通じて、納税意識の高揚と税知識の普及啓蒙を図ってきました。また、研修活動、情報提供を通じて、企業の健全な発展を支援すると同時に社会貢献活動を通じて地域社会の振興に貢献しました。
 公益事業の基盤を支える会員の増強、財源の確保及び会員サービスの向上については、新型コロナウイルス感染症の影響で難しい状況にありましたが、令和6年に鹿児島で開催される全国大会に向けて、積極的に取り組みました。

事業実績
1.公益目的事業の推進
  1.  税知識の普及事業として、令和4年度も研修科目・研修時間を縮小して、第11回「税金セミナー」を開催しました。税理士を講師に招いて、税法3科目をそれぞれ1時間30分ずつ9回行いました。今年度も霧島市・姶良市・伊佐市の3ヶ所で開催しました。一般参加を含め122名の方が参加しました。
     加治木税務署・担当官を講師に招き、消費税インボイス制度説明会を姶良市・伊佐市の2ヶ所で開催し、一般参加を含め72名の方が参加しました。
     また、年末調整説明会を姶良市・伊佐市の2ヶ所で開催し、一般参加を含め44名の方が参加しました。その他、電子帳簿保存法説明会を姶良市・伊佐市の2ヶ所で開催し、一般参加を含め57名の方が参加しました。
  2.  納税意識高揚事業として、小学校5・6年生を対象に第13回「税に関する絵はがきコンクール」を女性部会が実施し、1,200件の応募がありました。
     また、租税教育推進協議会の委託を受けて、青年部会が小学校2校を対象に租税教室を実施しました。なお、例年実施している高等学校1校の租税教室については、今年度も新型コロナウイルス感染症の影響により中止になりました。
     このほか、霧島市のお祭り会場において、「税金クイズ」を実施し、200名の方が参加しました。なお、姶良市のお祭り会場での「税金クイズ」は、今年度も新型コロナウイルス感染症の影響により中止しました。
  3.  広報事業では、広報誌「ひまわり」を12月に発行しました。この中で、税に関する広報も行いました。
  4.  税制提言事業では、各支部長や税制委員が市長等に対して、「税制改正に関する提言書」を提出しました。
  5.  経営支援事業では、「インターネットオンデマンド研修」を年間通して行いました。徐々に受講者が増加しています。
     また、新設法人の説明会を内容を充実して実施しました。加治木税務署と共催で開催し、12社の参加がありました。商工会等との共催による講演会については、新型コロナウイルス感染症の影響により中止しました。
  6.  社会貢献事業では、女性部会による「愛の手作り雑巾」が19回目を迎えました。今年度は、養護学校や小中学校11校に620枚を贈呈しました。
     また、女性部会員3名が伊佐市商工会女性部と合同で、忠元公園の奉仕作業(清掃)を行いました。
     なお、霧島市観光協会主催の「第27回 龍馬ハネムーンウォークin霧島」の隼人天降川コースでの参加者への「おもてなし」については、新型コロナウィルス感染症の影響による主催者側の意向により、実施できませんでした。
     公益設立10周年記念事業の一環として管内の小学校71校へコロナ禍においても未来を担う各小学校の児童が新型コロナウイルス感染症に負けずに安心して元気で学校生活を過ごせるように「自動手指消毒器」を寄贈しました。
     青年部会における「婚活イベント」については、昨年に続き、新型コロナウィルス感染症の影響により中止しました。
2.会員増強事業

 今年度も、新型コロナウイルス感染症の影響で加入勧奨が難しい状況にありましたが、令和6年に鹿児島で開催される全国大会に向けて、理事・組織委員会を中心に会員増強に努めた結果、6年ぶりに増加に転じ、14件の増加となりました。来年度も、増員に努めます。

3.青年部会・女性部会による事業
  1. 青年部会
     納税意識高揚活動として、小学校2校の6年生を対象に「租税教室」を実施しました。例年実施している高等学校1校の「租税教室」については、新型コロナウイルス感染症の影響により中止になりました。
     なお、「婚活イベント」については、昨年に続き、新型コロナウィルス感染症の影響により中止しました。
  2. 女性部会
     納税意識高揚活動として、小学校5・6年生を対象に第13回「税に関する絵はがきコンクール」を実施しました。
     社会貢献活動として、会員がマイミシンを持って各自で「愛の手作り雑巾」を作成しました。620枚を養護学校や小中学校に贈呈しました。また、伊佐市商工会女性部と合同で、忠元公園の奉仕作業(清掃)を行いました。
     なお、霧島市観光協会主催の「第27回 龍馬ハネムーンウォークin霧島」の隼人天降川コースでの参加者への「おもてなし」については、新型コロナウィルス感染症の影響による主催者側の意向で、実施できませんでした。
     今年の研修旅行は、24名が参加して「SDGs(食品ロス)研修会」を取り入れた日帰り温泉旅行に行きました。

tate-line.gif令和5年度事業計画

Ⅰ 活動理念

 平成27年に新たに決定された理念に則り、税のオピニオンリーダーとして企業の発展を支援し、地域の振興に寄与し、国と社会の繁栄に貢献することをめざした活動を行う。

Ⅱ 基本方針

 本年度は、公益法人移行11年目にあたり、法人会の原点である「税」に関する公益目的事業活動に軸足を置きながら、社会貢献活動や地域企業の健全な発展を支援する事業も積極的に実施する。
 また、各支部・青年部会・女性部会と連絡協調して内容の充実した効果的な活動を行う。財政内容の充実及び令和6年度に鹿児島で開催される「法人会全国大会」に向けてより一層の会員の増強に取り組む。
 なお、本年5月から新型コロナウイルス感染症による規制が緩和されるが、感染状況について充分留意しながら、会の運営にあたることとする。

1.税に関する公益目的事業の実施

 活動の中心である税知識の普及や納税意識の高揚を目的とした租税教育活動を更に充実する。特に、租税教室・税金クイズ・税の絵はがきコンクールなどの税の啓発活動を充実させる。
 また、税の広報活動やe-Tax推進を行うとともに、消費税のインボイス制度等に関する説明や消費税完納に向けた取り組みを行う。

2.地域の経済社会環境の整備改善を目的とした活動の実施

 地域企業が発展するため、著名人による講演会、税務・労務・経営等に関するさまざまな研修会を開催するとともに、各種情報の提供や、企業の情報交換の機会を提供し、財政健全化のための健康経営を含めた企業発展の支援を行う。
 また、地域社会へ貢献するため、地域イベントへの参加支援や手作り雑巾の贈呈などこれまで実施した事業を継続するとともに、新しい社会貢献事業にも積極的に取り組む。

3.組織運営と財政基盤の強化

 法人会活動の円滑な運営を実施するため、支部・青年部会・女性部会と連絡協調して、さらなる本会運営の活性化を目指す。また、会員の増強と、福利厚生制度への加入促進を図る。

Ⅲ 主要事業計画
1.税知識の普及を目的とする事業
(1)税務研修会
    目的  税金・年金の仕組みを理解するため、税法・年金の研修会を行う。講師には、税務署の職員・税理士・社会保険労務士等の専門家
        にお願いする。また、税制改正等の変更点や消費税・インボイス制度の仕組みを理解するための研修会も行う。
    対象  企業経営者及びその補助者等(会員・一般)
(2)経理入門講座
    目的  簿記の基本原理、仕訳処理等基礎的な知識を習得するため、「簿記・記帳講座」を行う。
    対象  経理担当者等(会員・一般)
(3)源泉所得税研修会
    目的  給与所得等の源泉徴収事務及び年末調整の仕組みを理解するための研修会を行う。
    対象  経理担当者等(会員・一般)
(4)研修メイトの募集登録
    目的  できるだけ多数の人に充実した税務研修会等を受けてもらうために、「研修メイト」を募集する。
    対象  会員・一般

2.納税意識の高揚を目的とする事業
(1)税金クイズ
    目的  地域のお祭り会場等において、税金クイズを行い、税の意義及びその使い道について関心を持ってもらう。
    対象  小学生・中学生・高校生・一般
(2)租税教室
    目的  税の意義・仕組み・使い道等について関心を持ってもらう。
    対象  小学5・6年生 中学生 高校生
(3)税に関する絵はがきコンクール
    目的  税に関する絵をはがきに描いて応募してもらい、税の使い道等について関心を持ってもらう。
    対象  小学5・6年生
(4)e-Tax推進活動
    目的  国が推進する電子申告納税システム(e-Tax)の利用を広く法人及び個人に呼びかける。
    対象  法人・個人(一般)
(5)税の広報活動
    目的  消費税の期限内納付及びe-Taxの利用推進等の広報を行う。
    対象  一般

3.税制及び税務に関する調査研究並びに提言に関する事業
(1)税制改正に関する提言活動
    目的  中小企業の税制に関する意見を取りまとめて全法連に上申する。全法連が作成した要望書を当法人会でも市町長等に提言する。
    対象  意見聴取先  企業経営者
        要望先  地元出身国会議員 各市町長及び議長
(2)税の啓発を目的とする大会への参加
    目的  全国の経営者が集う大会では、税制・税務に関する意見交換会や税制改正に関する提言要望事項の発表、さらに租税教育の事例発
        表が行われる。当会からも、今後の公益活動に活かすことを目的に参加し、情報収集を行う。
    対象  企業経営者(会員)

4.地域企業の健全な発展に資する事業
(1)著名人による講演会
    目的  企業経営の一助となるように、地域経済、人材育成、能力開発、健康経営、リスクマネジメント等について行う。講師には著名人
        の外、専門家をお願いする。
    対象  会員・一般
(2)新設法人説明会
    目的  会社経営に関する税金、保険、労務に関する説明を行う。講師には行政の担当者及び専門家にお願いする。
    対象  新設法人(会員・一般)
(3)インターネットセミナー
    目的  インターネットと使って各種セミナーを受講し、企業経営に役立てる。
    対象  会員・一般

5.地域社会への貢献を目的とする事業
(1)愛の手作り雑巾の贈呈
    目的  会員手作りの雑巾を贈呈する。
    対象  養護学校・小学校・中学校(一般)
(2)地域イベントの参加支援
    目的  霧島・姶良・伊佐湧水の各地域で行われる夏まつりなどの各種イベントにおいて、税金クイズ、節電うちわの配付、イベント参加
        者のおもてなし等をはじめ、設営や清掃等によりイベントヘの協力及び運営を支援する。主なものとして「姶良市かじき秋まつ
        り」「ふるさと霧島夏祭り」「龍馬ハネムーンウォーク」などがある。また、青年部会による 「婚活事業(婚活支援イベント)」
        を開催して独身の男女を対象に出会いの場を提供するなど、地域の実情を鑑みながら支援を行う。
    対象  会員・一般
(3)自然災害等に関する募金活動
    目的  日本全国で災害が発生した場合、被災地の復旧・復興を目的とした義援金及び救援物資の募集活動を行い、被災地への寄付並びに
        寄贈を行う。
    対象  送付先は被災地(会員・一般)

6.会員の交流に資するための事業
(1)会員交流会
    目的  法人会活動が円滑に進むよう、支部・青年部会・女性部会において会員の交流会等を開催する。
    対象  会員
(2)各種大会への参加
    目的  全国、南九州、県連の大会に参加し、各地の法人会の会員と意見交換を行い、今後の法人会活動の運営に活用する。
    対象  会員

7.会員の福利厚生等に資するための事業
(1)企業や従業員を守るための各種保険の推進
    目的  もしもの時の企業防衛「経営者大型保障制度」や労働災害、自然災害に備える保障プラン、個人のためのがん医療保険等の
        推進を図り、提携機関と連携し、会員メリットのある各種制度の周知を行い、会員企業を守る。
    対象  会員

8.その他、本会の目的を達成するために必要な事業
(1)新規会員の加入促進
    目的  当会の活性化と組織強化を目的に、新規会員の拡大を行い、公益事業を支える会員間の仲間づくりや事業参加の増加に繋げる。
    対象  会員